夏のはじまり。

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昼寝した次男を抱き上げると

寝汗を含んだ頭がずっしりと肩に沈む。

 

蒸気機関車のようなエネルギーの塊は

熱を帯びた深い寝息を吐きながら

ゆっくりと寝床へ運ばれていく。

 

夕飯の炒め物を終えた台所。

油と醤油の残る部屋の空気を逃がしたくて、窓を開ける。

 

遠くでパーンと電車が鳴る。

昼の熱をまだ少しだけ覚えている風が

カーテンを膨らませる。

 

きっと、次の夏は、違う景色。

 

そう思うから

昨日も撮ったふたりの寝顔をまた撮る。

 

増え続けるカメラロールの最後に

今日をそっと差し込んだ。

 

2026.05MJ

MJに憧れる長男

その姿に憧れる次男

抱っこ紐をぶら下げた私。