昼寝した次男を抱き上げると
寝汗を含んだ頭がずっしりと肩に沈む。
蒸気機関車のようなエネルギーの塊は
熱を帯びた深い寝息を吐きながら
ゆっくりと寝床へ運ばれていく。
夕飯の炒め物を終えた台所。
油と醤油の残る部屋の空気を逃がしたくて、窓を開ける。
遠くでパーンと電車が鳴る。
昼の熱をまだ少しだけ覚えている風が
カーテンを膨らませる。
きっと、次の夏は、違う景色。
そう思うから
昨日も撮ったふたりの寝顔をまた撮る。
増え続けるカメラロールの最後に
今日をそっと差し込んだ。

MJに憧れる長男
その姿に憧れる次男
抱っこ紐をぶら下げた私。